250年の歴史を持つお蕎麦屋さん『喜代松茶屋』で腹ごしらえをしたのち、僕ら一行は、その真向かいにあるJAZZ 喫茶 『はうす ぢゃや』へお邪魔しました。
涌谷『はうす ぢゃや』
『はうす ぢゃや』店主 女川 進氏は2002年よりJAZZ 喫茶の着工に入り、その時と同時に自作箱に入れたダイヤトーン P601システムを考案しました。氏はアンプビルダーとしての腕も一級らしく、店の中には測定器も含め各工具類、またオーディオ関係資料、レコードを含め大変充実しています。
元は薬屋さんだったという広々とした明るい空間に、今期新設した薪ズトーブがすごくいい雰囲気を醸し出している店内に、店主自慢のダイヤトーン P6104発+エレクトロボイス 46cm ウーハー2発のSP システム。
なんでもこのP610は近年再発された限定品のユニットらしく、普通のP610とエッジが違いますとの事。音はどうかと訪ねましたが「かわんないよ」と、、ご存知の通りダイヤトーン P610はオリジナルが60年代に発売されてから、その歴史は長く、日本のオーディオマニアのスタンダード。皆さん一度は自作箱に入れて楽しんだのではないでしょうか、まさにジャパン オーディオマニア不動のスタンダードな名器です。
氏の入れた美味しいコーヒーをいただきなが、話が尽きないひとときでした。帰り際に14年使ってお役御免になった薪ストーブを指差し、使いませんか?と言われ、喜んで使いますと車に積み込みました。いただいた薪ストーブはaudio sadistic 会長宅で使うことにしました。
大変、素晴らしいお店です。女川氏の飄々とした人柄も含め、暖かい薪ストーブと美味しいコーヒー、懐かしい音色のダイヤトーン P610の音を聞きに是非お運びください。おすすめです!
システム紹介
・SP ダイヤトーン P610 ×4
・ツイーター ホステックス FT 46D
・エレクトロボイス 46cm ウーハー
自作箱 300L にてマルチ駆動(メインSPのJBL 075 とアッテネーターはただいま使用していません)ラックスKit チャンネルデバイダーにて下 150、上275で切っているそうです。
それを駆動するパワーアンプは YAMAHA の筐体に仕込んだ YUSA model A級 MOS FET
低域 20w をEV46cmにそれぞれ当てがい、中高 10wでドライブしているそうです。
プリには改造したラックスKit A-3034、再生側はdenon DP-65F + オルトフォン 305MM/ SONY アナログ ターンテーブル等。
氏、自慢のロジャース BBC モニター Ls3/5aは、若かりし頃秋葉原にて新品で購入したというピンピンのワンオーナーグッドコンディション!その他、氏手作りの6Bq5 PPなどのアンプ多数。中でも面白かったのは、商店街組合で不要になって取り外した水銀灯の傘を使ったオリジナルスピーカー。ケンウッドのユニットを入れているそうで、すごく妖艶な見てくれの写真写りのいい一台。して、音はと尋ねると『ご想像にお任せしますと』言われていました。
JAZZ 喫茶 はうす ぢゃや
涌谷町 本町 91 TEL 0229-43-5554
店主 女川 進
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