Morenaのflamencoのライブ、伝統のある『桜井薬局セントラルホール』『誰も知らない劇場』開催!!

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で、Teragishi photo Studio®はこのライブの撮影の依頼を受けたのですが、なんでだか大道具まで引き受けることになり、このホールに常設するための舞台袖階段の制作を請け負いました。

受けたからには徹底的にという僕の悪い癖で、設計図から引き直し、材の選択、組み付けまできっちりとこなしたのですが、そのリクエストを頂いた色の問題に突き当たりました。

約二週間、都合5回の塗りをしました。簡単に説明すると、一般的な木工用塗料を4種類仕入れ、ブレンドしてそのイメージである深く情熱的で、ビンテージっぽく、テロっとして、ワインから血液のようなエロかっこいい赤。そして、光と陰の入り方により色が変化していくような、そんな色合いを目指したのですが、何度塗りを入れ、汚し、剥いでも、その色にはとうに及ばず、途方に暮れ、日本の具象作家の重鎮、日展の伊勢崎 勝人先生に助けを求めたところ、ありがたいことに、その日の晩、彼は絵画用の絵の具を持って駆けつけて来てくれました。

彼と僕は夜中過ぎまでペンキと絵の具でグタグタになりながら、階段を塗り込みました。その後より時代をつける為、筆目で汚し、最後に艶を出すために磨きました。まだまだ塗ったばかりなので、塗装の沈みが甘いため、艶の深みが足りませんが、そこは道具として使い倒され、擦り切れ、傷つきながら枯れていくと思います。

この世に階段は、それこそ星の数ほどあるとは思いますが、こと絵画用の絵の具を使い、本物の具象画作家の協力の元制作された階段はこれ一つのみ。この先、何十年も伝統のある『桜井薬局セントラルホール』『誰も知らない劇場』の目立たぬ袖の階段として、道具として愛されてもらいたいと思います。
 
11月16日(土)、Morenaのflamencoのライブ、是非、お誘い合わせの上、お越しくださいませ!

〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町1丁目11番2号 SK仙台ビル3F
桜井薬局セントラルホール『誰も知らない劇場』
http://minotakebroadway.com/access/
 
モレーナフラメンコスタジオ スタジオACT
仙台市青葉区中央2-4-2(山野楽器4階)
http://www.morenaflamenco.com

この記事を書いた人
Kouichi Teragishi

Teragishi photo Studio® 仙台在住のフォトグラファーです。

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