皆さんこんにちはーさて、前回に引き続きA2大作戦の「設置編」です!
さて、前回の続きです。東北道をひた走りVOTT A2 を積んだトラックは大きなトラブルも無く無事に仙台の地を踏みました。(何度見ても、、まるで簡易トイレですね)その1はこちらから↓
車複数台に別れ、設置場所に到着しました。手際よく、巨大な210エンクロージャーが降ろされていきます。あれほど巨大に見えた210エンクロージャーでしたが、このTeragishi photo Studio®の倉庫は、難なくその全てを飲み込んでいきます。
この、幻にスピーカーの安住の地になれば良いのですが。一同、休む暇もなく作業に没頭します。
一同、最終設置の前の打ち合わせ中です。佐沼のベートーベンこと佐々木正二氏(もう飲んでますね、酔っぱらってますハイ)彼の作るアンプの前ではいかなるスピーカーも悶えるように鳴りはじめます。
そして相談役の星氏、彼は有名なvintage Altecの使い手です。僕は彼のALTECほど鳴っているALTECは知りません。
ブルーのつなぎのニヒルな紳士が仙台支部長のMAD 庄司氏、彼はジムランとアルテックを自由自在に操る有名な使い手。もう一人、ボーダーのポロの男がこれ又自称20khzが聞こえると豪語する渋谷氏。
そして、この方がA2のオーナー、大庭氏! 穏やかな表情の裏には人知れず数々の武勇伝を隠し持つ強者。現在はaudio sadisticの会長を勤めています。
長年、倉庫に仕舞われていた為、各部の汚れもかなりの物。内部に至っては、その当時のグラスウールなどの吸音剤などたくさん出てくる。なるべく当時そのままの状態で復活させる為、豪快ながらも、繊細な作業が要求される。
しかし、その大きさは目を見張るものがある。当時、何十年も前にランシングが生み出したA2。現在では考えられないが、その大きさはアンダー500㎐の為のもの。深いフロントロードから、ロードのかかった低音が響き渡る。それはきっと体験したものでしかわからない世界。
その後も淡々と作業は続き、日も暮れ始めた頃、ようやくその怪物は姿を現してきた。
あらためてそのA2の大きさに一同驚きを隠せない。立てるだけでも四人がかり。そびえ立つA2の迫力に圧倒。
ようやく組み上がったAltec Voice of the Theatre Systems A2
10名のツワモノオーディオマニアのやりきった表情を見て欲しい。
搬出から、搬入、組み立て、調整、音出しと、合計18時間、10名のツワモノオーディオマニアのやりきった表情を見て欲しい。いつの世も人のやらない事に、まるでドンキホーテのようにチャレンジしていくのは本当に楽しい。
とかく、この世界、妄想ばかりが先走り、各々そのヘンテコで意味不明な音の世界を語り継ぐ。が、しかし我らJazz & AudioWorld Society は、これからも、いつまでも自分の頭で考えて、手と体使い、耳の穴をかっぽじって、人のやれないことをやる!!プロジェクト リーダー カルロスアンドーネを中心に、その信じられない巨大スピーカーALTEC VOTT A2を前に、 James Bullough Lansingに永遠を誓ったのでした。終わり。
そして続きはこちら〜↓
The VOTT represented nearly as great an improvement over the then state-of-the-art Shearer Horn as that speaker did over the previous Western Electric systems. However, its market impact was arguably greater. While Altec Lansing was already the preeminent manufacturer of movie loudspeakers, the Voice of the Theatre was singularly responsible for Altec Lansing’s rise to market dominance. That dominance would reach near monopolistic levels through the 1950’s and 1960’s until challenged by their greatest rival – JBL.
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