富士フィルム 鈴木達夫 ドキュメントビデオにみる写真の価値観と創造性

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The second episode of ON THE STREET WITH!

例の、富士フイルム2月5日の批判の声が殺到しているプロモーション動画について、よく分かんないまま、端々でその噂は聞いていた。なんでも、通りすがりに人にカメラを向けて、シャッターを切っていくというスタイルの男らしい。 

今日、たまたま、YouTubeで彼の特集の動画を見つけたので、メモがわりに貼っておく。

さて、世間はこの男について、色々とモラルだなんだともっともらしい意見を目にするが、実は僕は、彼の写真を見て、久々に良いなぁ、と思ってしまった。

それは、彼の撮影スタイルについてではなく、その、彼の写した写真について。もっと、そこにはよく無いものが写ってるのかと思っていたのだが、少なくとも、そのビデオでピックアップされている写真は中々のものだと感じる。

まぁ、世間の批判は置いておいて、こんな写真が撮れるんだ、これは面白いな、と、思ったのが正直な感想。でも多分、ここに上がっている写真は、彼が次々に写した写真の、何十分の一か、もしかしたら何千分の一なのかもしれない。

彼にすごく嫌な目に合わされた人も数多くいたかもしれない。どちらにしても、彼は撮影しているところを、舞台裏を見せなければよかったのになぁ、って思う。

それは、マジックのように、これって、どうやって撮ったんだろう、って、

世間に思わせておけばよかったのに。彼のようなスタイルは、木村伊兵衛先生や、ブレッソンのパンク版だと思えば、僕の中ではすごくしっくりくる。

それに、今の彼のスタイルだって、彼がはじめにはじめたことではなくって、それにはやっぱり先人がいたりする。マグナムのブルース・ギルデン氏なんか有名で、この人が、またイカれてて、これプラス手持ちストロボでやってたりする。撮った相手に掴みかかられたりして、おいおい、大丈夫か、って思った。でも、彼の写真もかなりのものなんだ。

好きでもなければ、嫌いでも無い。でも、良い写真あるよな。彼は、多分この先もしばらくなんだかんだ世間から言われるだろうが、大体が名写真家なんて、時代を振り返ってみれば、明白だが、みんな不良で、反抗的で、反社会的。いつも時代のルールを無視して、時には逮捕されたり、ボコボコにされながら写真を撮っていたりする。

写真ってそんなもんで割り切れるようなもんじゃ、絶対にないと、僕は思う。

彼に限ったことでは無いし、時代のルールは尊重するべきかもしれないが、写真ってそんなもんで割り切れるようなもんじゃ、絶対にないと、僕は思う。

写真家はみんなイカれてるし、イカれた奴しか写真家になろうとなんか思わない。分別のあるやつに果たして写真なんて撮れるのだろうか?と、さえ思う。ただ、こんなのを自社のプロモーションにしたフジには、ちょっとばかり恐れ入る。

下に動画を貼ってみたので、暇な人はみて欲しい。日本では森山大道先生に代表される、そのStreet Photo。そういえば、ウイジィーだって、でっかいスピグラを振り回しストロボ炊きながら撮りまくったんだし、どの時代も写真家はそれでいいんじゃないかな。

彼の着ているTシャツのRobert Johnsonが、全てを物語っているように感じた。

話は変わるが、ちょっと気になった本があったので、忘れないうちに貼り付けておこう。

一冊は森山大道氏の『もうひとつの国へ

僕が東京で写真の勉強をしていた頃、森山大道先生が講師をしておられた。僕の同級生は皆、森山先生の講義を受けたらしいが、僕はその頃、東京の生活を満喫しており、ほとんど学校には顔を出さなかったので、残念ながら森山先生の講義は受けられなかった。振り返った見ると、僕は人生であまり後悔をしないたちなのだが、その件については今でも非常に残念でならない。森山氏の著書や、写真集は結構読んではあるのだが、なぜだか、この本は読んだことがない。近々読んでみよう。これで、またしばらく楽しめそうだ。

もう一冊は、『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』藤原-新也

僕は、この写真家のことは、ほぼ知らない。とある知人から「素晴らしく文章がいい写真家がいる」と、話をされた、。この手の本は、あまり調べずに読むほうがいいかもしれない。だって、このタイトルには、なんだか妙に引かれるものがある。そのうち、時間があるときにでも求めてみようかと思う。

ON THE STREET WITH [002] : Tatsuo Suzuki

The second episode of ON THE STREET WITH! OTSW is a street photography show that features interesting Street Photographer and shows their work in a natural and unforced way by combining an interview with a real life photowalk. My goal with this series is to give a glimpse into the photographers thinking process and hopefully give useful insights that can improve your street photography.

OTSW is a photowalk, street interview, behind the scene video, documentary, travel vlog… Or just two street photographers on a street hunt!

This episode features Tokyo based street photographer Tatsuo Suzuki( 鈴木達朗). He is the founder of the japanese collective VoidTokyo (http://voidtokyo.media/).

His work is featured on Lensculture, the World Street Photography Book and he recently worked together with the renowned publisher Steidl to work on his first Book. Another video with Tatsuo Suzuki: https://www.youtube.com/watch?v=oyDDQ…

Follow Tatsuo Suzuki here: Website: https://www.tatsuosuzuki.com
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Twitter: https://twitter.com/tatsuo2006

WNYC Street Shots: Bruce Gilden
WNYC Street Shots: Bruce Gilden
https://youtu.be/kkIWW6vwrvM
この記事を書いた人
Kouichi Teragishi

Teragishi photo Studio® 仙台在住のフォトグラファーです。

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