MADOKA『秘湯を守る会』series 3回目、今回は山形県米沢市大字関湯 入沢新高湯温泉吾妻屋旅館。
紅葉には若干早かったのだが、なかなかのロケーションで、宿の中ほどにある、大きな滝をバックに撮影。当日は雨模様で、おまけに時間が遅く日暮れ前、圧倒的に光が不足していたためスピードライトでの撮影になった。
使用機材は、
季節は10月。とはいえ、標高が高く気温が低く雨まじりのため、モデルの体調も考案して正味数十分の撮影になった。いささか撮れ高に不安はあったものの、出来上がりはなかなかのもので、一安心。賛否はあるが、このようなロケーションの場合は、やはりストロボは必須になる。
今回、導入したGodoxシステムだが、なかなかの使い心地であった。
一応、機材をリンクしておくので興味のある方はチェックしてみてほしい。使い方のコツや、設定に関してはコメントいただければ分かる範囲でお答えしようと思う。なにはともあれ、時代はどんどんバッテリーが優秀になり、昔に比べて本当に楽になった。
あと、今回持ち込んだレンズでは135mm f2がかなりベストマッチであった。いつも基準は85mm f1.2を基準で始めるのだが、滝との距離感で、135mm f2の圧縮効果がかなり助かった。70-200mm f2.8はおおきく重いため今回は使わず。でも、どちらにしても、このような条件の悪いロケの場合、絞り一段分の効果はすごくある。なので僕らはたかだか絞り一段分のために何十万円を投資するはめになる。
導入コストも含め、楽になった分、参入障壁も下がる。ある意味、フィルム時代の頃が懐かしく感じたりもする。あの頃はハッセルシステムがあれば仕事が取れた時代。ハッセルは高価であったが、逆にそれがあれば他との差別化がはかれたのも確かである。
次回は第4回、いよいよ冬の陣。このロケの大詰めになる。真冬の雪景色をどう表現するかで、一年にわたる長いロケの締めくくりになる。
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